経営参考BOOK

分野別テーマをコンパクトにまとめたビジネス選書。ビジネスの基本知識から、営業ノウハウ、マネジメント手法、あるいは経営理論など多彩なテーマを専門家がわかりやすく解説

2016年12月号 vol.171

ビジネス勝ち残りの教え
「孫子」入門

「彼かれを知り、己おのれを知れば百戦して殆あやうからず」
ー敵を知り、己を知るならば、絶対に敗れる気遣いはない。

よく知られたこの言葉は、『孫子』の中の一節です。
『孫子』は今から約二五〇〇年前、中国で書かれた兵法の書。
「始計篇」「作戦篇」「謀攻篇」など、全一三篇から成っています。

この中国の古典に関する本が今も書店に数多く並び、
現代の経営者やリーダーに読み継がれているのはなぜか。
それは、『孫子』が現代のビジネス上の戦いにも通じる
最高の戦略の教科書だからです。

では、そこにはどんなことが書いてあるのか。
『孫子』をひもといて、そのエッセンスを味わってみましょう。

著者

作家・中国古典研究家

守屋 淳 (もりや あつし)

1965年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。大手書店勤務を経て、作家に。中国古典、主に『孫子』『論語』『老子』『荘子』『韓非子』などの知恵を現代にどう生かすかをテーマに執筆。企業経営者や管理者向けの研修、講演の講師としても活躍している。

CONTENTS

序 章 今も光を放つ戦略の書『孫子』………2

第一章 戦わずして勝つ

百戦百勝は善の善なるものに非ず。
戦わずして人の兵を屈するは善の善なるものなり………4

必ず全きを以って天下に争う。
故に兵頓れずして、利全かるべし。これ謀攻の法なり………6

少なければ、則ちよくこれを逃れ、若からざれば、則ちよくこれを避く………8

第二章 戦いで勝つために

兵は拙速を聞くも、いまだ巧の久しきを睹ざるなり………10
勝つべからざるは己に在るも、勝つべきは敵に在り………12
兵は詭道なり………14
善く戦う者は、人を致して人に致されず………16
我は専にして一となり、敵は分かれて十となれば、これ十を以ってその一を攻むるなり………18
激水の疾くして石を漂わすに至るは、勢なり………20
明君賢将の動きて人に勝ち、成功、衆に出づる所以のものは、先知なり………22

第三章 勝てる将軍、組織の条件く

将とは、智、信、仁、勇、厳なり………24
その疾きこと風のごとく、その徐かなること林のごとく、 侵掠すること火のごとく、動かざること山のごとし………26
それ呉人と越人と相悪むも、その舟を同じくして済り風に遇うに当たりては、 その相救うや左右の手のごとし………28
彼を知り、己を知れば百戦して殆うからず………30

経営参考

B5版約40ページ

発行みずほ総合研究所

定価381円+税
(会員の皆さまには定例刊行物として毎月お届けいたしております。)

Back Mumber

ご購読・お問合せ